美容や医療業界と同じように、着付け業界でも血流の大切さを伝えていきたい

コロナ禍でお着付けのお仕事が減ってしまった時に、お誘いを受けてエステティシャンの研修を受けました。
そこで、血流を良くすることで、本来のお客様の美しさを引き出すのがエステだと教えていただきました。

美容や医療業界でも、血流の大切さ、血行不良があらゆる不調に繋がること。
血流が滞らないように運動しましょう、身体にいいものを食べて血の巡りを良くしていきましょう、というお話をされています。

これは、着付け業界でも大切なことだと思います。

きれいに着崩れなくお着付することはもちろん大事なことです。
けれど必要以上にお紐を締めすぎてしまうと、身体の中でなにが起こるのか……。

人によっては酸欠状態になり、時間とともに体調を崩してしまうことがあります。

私たちの身体の中の一つ一つの細胞は新たに入ってくる酸素によって生かされいます。その酸素が入ってこないということは、人は呼吸をしていないということ、つまり「死」を意味しています。

少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これはお客様の健康、命に関わることだと思っています。
きれいにお着付けをすることを最優先されてきた着付け業界ですが、それ以上に大切なのは、お客様の健康をお守りするということ！私たち着付け師はお客様の健康をお預かりしているのです。