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補正へのこだわり

まるで彫刻家。職人魂が宿る着崩れをしないための緻密な補正

私にとってお着付けは、私の作品を生み出すことでもあります。
その作品の土台づくりでもある補正には絶対に手を抜けません。

なので周りの着付師さんより補正づくりには多少時間をかけています。
でもそこだけは手抜きする訳にはいかないのです。
なぜならそれが着崩れをしないための補正だからです。

着崩れをしない補正をすれば、必要以上にお紐をきつく締めなくても良いので、結果的に苦しくない着心地の良い、そして美しいお着付けに仕上がります。

これまで、お子様からご年配の方まで、たくさんの方をお着付けしてきました。
補正をしていていつも感じるのは、お身体が左右均等の方は、本当に少ないということです。

例えば、篠笛やフルート、バイオリンなど演奏されている方は、左右の肩の長さや高さが違っていたりします。
その他にも、お歳を重ねていく中で、ご自分でも気づかぬうちに肩の高さ、腰の位置、左右のお肉のつき方も変わってきたりします。

お着物を着られることで、初めて身体の歪みに気づかれる方もいらっしゃいます。
ある意味、着物を着るということはご自分の身体と向き合うことでもあるかもしれません。

まずは丁寧にお客様の体型を整えていきます。
肩の高さが違えば、左右の衿合わせが変わってきます。
腰の高さが違えば、低い方に帯が下がってきます。
そういうことがないように、お客様の最終ゴールの着姿を想像しながら土台を整えていきます。

理想の作品を作り上げるためにも大事な工程なので、ついつい無口になってしまいます。
気持ちはまるで彫刻家です(笑)

私は着崩れはしないと分かっているから、腰紐以外のお紐はきつく結んだりはしません。
でも念のため、お客様にお紐加減をお伺いすると「全然苦しくないんですけど大丈夫ですか?」と逆に心配される時があります。どうやら苦しい方が、着崩れしないと思い込んでいるようです。

声を大にしてお答えします。
「大丈夫ですよ。わたくしにお任せください」

山下道子

山下道子

美装流前結び教授・プロ着付師。【主な活動】美装流前結び実演・出張講座・講師育成・出張着付け・プロ着付け師育成

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